陸上自衛隊幹部候補生学校開校67周年記念行事に参加して
表記行事が令和3年4月17日(土)行われ参加した。コロナ禍で行事は縮小され、追悼式と観閲式のみの実施であった。私は観閲式のみに参加した。例年参加していたが、昨年は中止。今年の防大入校式は私の期がホームカンニング招待であったが、これも中止。幹候校の合同入校式の部外案内も中止と続き、この機会は見逃さない、と心待ちにしていた。
観閲式には防衛医大卒の医官、看護官、部内選抜、防衛大(Bと略称)・一般大学出身(Uと略称)の教育課程の候補生700名余が一堂に会し、区隊毎に参列していたが、ずらりと並んだ引き締まった面構えを見て、将来の陸上自衛隊を背負う覚悟が感じられ、清々しい思いがした。
医官候補生
看護候補生
部内選抜候補生
この中で私はさだかではないが確かにいるはずのU候補生の列員動作は斉一さに溶け込んでBと遜色ないレベルになっている、と感じた。BU課程は全10ケ区隊、全区隊BU混在で、各区隊30~40名で、およそ20名がUだそうである。U候補生は殆どが今年大学(院)を終了して28日に着校したばかり、まず自衛官の基本動作を身につけなければならないし、学業・訓練・体力錬成も待ってはくれない。また20名一部屋での起居や早朝から消灯までの規律正しい忙しい生活リズムに慣れるのも大変だと思う。
BU候補生
であるにもかかわらずここまでこれた。Uは頑張りBが支援した以上に区隊のためにという意識の共有や相互に新鮮な刺激を受けたことが大きかったに違いない。この調子でゆくなら来年の卒業の時にはBもUもきっと頼もしく成長するだろう、と期待が膨らんだ。そしてその歩みをこの目で見たい、応援したい、と思った。
学校では徹底した感染対策がなされ、私はうつらない・うつさないという覚悟をもって準備し、当日はマスク着用除菌スプレー携行の上、車で出かけ、必要な人と密にならないよう距離を保って最小限話し、式に臨み、終わったら直ちにその場から駐車場に直行し、きてよかった、と心満ちて幹候校を後にした。