昭和42年度入隊同期会の旅行会
毎年1泊旅行を重ねて今年は35回目(確認できたもので)、ご当地のH君の世話で11日、武雄温泉東洋館に全員集合。全員が後期高齢者の仲間入り(教官の私は81歳)、お互いの元気な姿とカラオケ力を確認し旧交を温めた。必見は重要文化財指定の楼門・新館の見学(朝9時から10時見学(ガイド付き)、宿泊客に格安でサービス)。
何故ここに楼門・新館か、完成に至る経緯等が理解できる。特にボランテアガイドさんの説明は諸所のガイド版にない知識が得られる。そして私的には二つの感想。①辰野金吾博士の建築を通じての世界観が具現されているという視点が必要では。②昨年秋の武雄温泉駅開設は大正以来の佐賀の官民挙げての宿願達成であり、将来のさらなるテーマパークへの発展の大きな契機になるのでは。
特にわかること:
〇事業家宮野忠直の当時に類を見なかった温泉テーマパーク(竜宮城)の発案と資金提供。
〇近くの遊郭も抱き込んで3棟からなる楼門で区域を設け、新館(湯治客の接遇施設)を設ける構想、実現は(現存の)1棟のみ。そしてこの経緯。
〇辰野金吾博士の設計・施工監修(固辞した同博士を同郷の誼で大隈首相が口説き落とし、東京駅と同時進行)並びに同博士の遊び心?と【干支の天板】。
〇施工は清水建設の前身(鍋島江戸藩邸(格式の高い建物)を手掛けた宮大工の棟梁が明治になり清水の名前を頂き清水組か?)がそのご縁で技術力を提供【旧鍋島藩=佐賀県サイドのバックアップ】。